小麦粉ができるまで

セントラル製粉では、1日300tの小麦粉を生産しています。生産された小麦粉は昭和産業株式会社、布袋食糧株式会社、尾張製粉株式会社、ハラダ製粉株式会社、有限会社尾州製粉等で取扱われています。
パン用粉、日本麺用粉、中華麺用粉、菓子用粉など用途に合わせて100種類以上あります。

1. 小麦の受入

名古屋港

原料小麦はアメリカ、カナダ、オーストラリアからの小麦運搬用の大型船や北海道からの小型内航船により運ばれ、そのままコンベアで搬入されます。

2. 原料精選・調質

原料精選・調質

原料小麦に混入している雑穀類を除去します。原料精選を終えた小麦は製粉前に高品質な小麦粉の採取のため、加水し、調質タンクへ運ばれます。

3. 挽砕

挽砕

精選調質工程を終えた小麦はロール機で粉砕されます。
ロール機の2本のローラーを回転させ、その間に小麦を通して砕いていきます。

4. ふるい分け

ふるい分け

ふるい分けはシフターと呼ばれる機械で行われます。シフターの中には、何枚もの「ふるい」が入っています。ふるい網で砕かれた小麦を通すことで、4~5種類の粒度別にふるい分け、この工程を繰り返すことで小麦粉とふすま(小麦の皮)へ分けます。

5. 純化

純化

シフターでふるい分けられた一部の小麦粉は純化工程へと移ります。純化工程ではピュリファイヤーという機械で、粉砕され、ふるい分けられた小麦をふるいと振動と空気の吸引力を利用して軽い皮だけを浮き上がらせ小麦粉とふすまを分けます。

小麦粉が届くまで

1. 粉サイロ

粉サイロ

製粉された小麦粉は、粉サイロで保管されます。3,000トンの小麦粉を収容可能です。それぞれの粉サイロには、1種類ずつ小麦粉が保管され、用途に合わせて小麦粉をブレンドしていきます。

2. 包装作業

包装作業

包装ラインは2ラインあり、5キロ~25キロの包装品に対応しています。

3. 製品を倉庫に保管・出荷

立体倉庫

立体倉庫では68,100袋の小麦粉の袋製品を収容することが可能です。
自動ピッキングにより、在庫管理・賞味期限管理を行っております。

4. 製品の検査・二次加工試験

品質管理室1

品質管理室では、原料小麦の分析や製造した小麦粉が規格に適合しているかの検査を行います。

二次加工試験

製造した小麦粉を使い、実際にパンや麺へ加工し、出来栄えを評価します。

5. バラ出荷

メガシフター

品質管理室で最終検査を行い合格となった製品は、出荷直前に最終篩(円形振動ふるい機)、金属検出機を通し、トラックに積み込まれます。

バラ出荷時

メガシフターを通過した製品はローリー車に積み込まれ、出荷されます。

6. 紙袋出荷

紙袋出荷

最終確認を終えた製品を、フォークリフトによりトラックへ積み込みます。

事業概要紹介動画

令和4年3月に開催された「第2回知多市DEはたらく」の 参加企業の魅力をPRする動画として、知多市商工振興課にて撮影いただきました。

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